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全ての人に必要なたんぱく質と食物繊維/地方独立行政法人りんくう総合医療センター 循環器内科 部長 増田 大作


筆者紹介

増田 大作

地方独立行政法人りんくう総合医療センター 循環器内科 部長


本製品は、たんぱく質を酸化させずに、他のビタミンなどと一緒に摂取できることに適した、非加熱製造で作られています。

たんぱく質は炭水化物や脂質とともに体にとって必須の栄養素であり、若い頃から高齢化するまで、ずっと適切な量を摂ることが重要です。しかし、世間の食品には加工製品が多く変性してしまうために、食べた食品からたんぱく質が体内にスムーズに入るとは限りません。

Dear meたんぱくキューブは、たんぱく質を酸化させずに、他のビタミンなどと一緒に摂取できることに適した、非加熱製造で作られています。


1.たんぱく質がなぜ必要なのか

ヒトが生まれ、成長し、毎日の生活を続け、老いてゆくまで必要な三大栄養素として、炭水化物、脂質とともにたんぱく質が重要です。

たんぱく質は、まず身体を構成する「カタチ作る」材料としての役割が挙げられます。筋肉はたんぱく質を最も必要とする器官であり、たんぱく質から作られた筋細胞や筋線維が心臓の筋肉をはじめとして全身の大小さまざまな筋肉に必要となります。

また、身体を支える骨もカルシウムとともに土台となるコラーゲンがたんぱく質によりできており、筋肉と骨のコラボレーションにはたんぱく質が大きな割合を占めています。

さらに、これらの働きから、人間が長寿を支え寝たきりにならないため、体を起こして多くの人と触れ合い病気に打ち勝つための筋肉はたんぱく質の摂取と密接な関係があります。

成長の過程で軟骨が増えて身体をカタチ作りますが、軟骨の主成分もたんぱく質です。内臓の様々な臓器や皮膚・髪・爪といった器官も、ケラチンやコラーゲンといった構造をカタチ作る成分からできており、これらはたんぱく質から作られています。

とくに、身体の様々な組織が壊れて修復する際にも、細胞やコラーゲンを作り上げて元と同じ、あるいはさらに強力に身体をカタチ作るためにも大量のたんぱく質を消費することから、体にとっては欠かせない成分といえます。

これらの組織をカタチ作るたんぱく質の働きは目に見えてわかりやすいですが、それ以外にも「はたらく」たんぱく質があります。身体の機能を維持するために用いられている様々な成分もたんぱく質から作られます。

例えば食べ物を消化するために使われる酵素や、消化されたものを効率的にエネルギーに変換する酵素もたんぱく質でできています。また、身体の中で様々な刺激をするホルモンもたんぱく質でできており、ある臓器から他の臓器に刺激を伝達するメッセンジャーとしての役割を担っています。

さらに、体外からの感染や病気と戦う免疫機能の中にも、抗体の成分などとしてたんぱく質が活用されています。

これら、たんぱく質の「カタチ作る」「はたらく」のほかに、物質を輸送するトランスポーターの役割や、場合によってはエネルギー源となって体の維持に役立つ「つなぐ」機能があります。

例えば酸素を全身に運ぶ赤血球はヘモグロビンというたんぱく質によって肺で取り込んだ酸素を末梢の血管にまで行き渡らせますし、コレステロールや中性脂肪などの脂質を運ぶアポたんぱく質も、たんぱく質から形成されます。

また、万が一脂質や糖質が足りない場合には最終手段として分解されてエネルギーになります。これらのことから、過度なダイエットや災害、病気などで絶食が続くと筋肉が落ちたり肌荒れや免疫力が低下して全身を維持する能力が低下してしまうことから、確実で十分な「カタチ作る」「はたらく」「つなぐ」たんぱく質の摂取は欠かせないものと言えます。


2.食物繊維がなぜ必要なのか

食物繊維は、そもそもさまざまな食事に伴って体に入ってくる栄養素と比べると特殊な動き方をします。脂質や糖質、さらにたんぱく質は小腸などで吸収されて血液の中に入りさまざまな活躍をしますが、食物繊維は私たちの体の中で消化・吸収をされません。口から入り、胃や小腸を超えて大腸まで届く成分です。このことから、「第6の栄養素」とも呼ばれています。

1つ目の食物繊維の役割は、腸内環境を整える「お掃除役」です。多くの食事に伴ってさまざまな成分が体に入りますが、その全てを吸収すると栄養は過剰になります。

また、腸の中には腸内細菌がフローラを形成しており、その存在によって適度な便通が維持されています。食物繊維は便の材料となってカサを増やし、腸を刺激してスムーズな排便を促し便秘を予防します。

これら腸内に存在する腸内細菌のうち、体にとっていい働きをする「善玉菌」のエサとなり、善玉菌を増やすことでフローラを良好な状態に保ちます。

その結果、身体に起こる炎症が減り、免疫力が向上し、適切なビタミンの吸収に伴い健康的な皮膚(美肌効果)も期待できます。

2つ目の食物繊維の役割は、生活習慣病を防ぐ「ガードマン」機能にあります。食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と溶けない「不溶性食物繊維」があります。

このうち水溶性食物繊維は、水に溶けるとネバネバしたゼリー状になり[no10.1]腸の中で存在します。

その結果、腸で吸収される糖分や脂質がこれらにくっつき、かたまり状になることから腸の表面での糖分や脂質の吸収をゆっくりにします。

この結果、食後の血糖の上昇がゆっくりとなり、糖尿病で見られる急激な血糖上昇が避けられ糖尿病の予防につながります。

さらに、食事でとった動物性のコレステロールは腸で吸収される時にミセルという粒子を形成しますが、食物繊維はこのミセルごと腸の中から便の中へコレステロールを捨ててしまうためコレステロールの吸収が下がり、血液中のコレステロール値を低下させます。

この結果、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを下げます。

3つ目の食物繊維の役割は、前の2つにも関わりますが太りにくい体をつくる「ダイエットの味方」としての働きです。

食物繊維を多く含む食材(玄米、根菜、海藻など)は、そもそも消化が難しい、名前の通り「繊維」成分です。これを食べようとすると自然と噛む回数が増えるため、脳が満腹感を感じやすくなります。

また、飲み込んだ後に食物繊維は胃の中で水分を吸って膨らむため、腹持ちが良く食べ過ぎを防止してくれます。低カロリーでありながら満足感を得られるため、体重管理には欠かせない存在です。

さらに前の2つ、腸内細菌を整え、エネルギーの過剰な吸収を抑える作用を果たすため、食物繊維はダイエットの味方であると言えます。


3.「たんぱくキューブ」の非加熱たんぱく、非加熱食物繊維の有用性

たんぱく質を非加熱で吸収する際のメリット:非加熱(生)のたんぱく質を摂取することには、加熱とは異なるいくつかのメリットがあります。

ただし、「たんぱく質の吸収率」そのものに関しては、実は加熱した方が高くなることもあり、目的によって分けるべきと考えられています。

たんぱく質はそのまま吸収されるわけではなく、その構成成分のアミノ酸に分解されてから吸収され、再度たんぱく質に構成されて体内で活用されます。

このアミノ酸への分解が加熱するとスムーズになることから、効率よくたんぱく質を摂りたい、胃腸が弱い時などには、食物をそれなりに加熱(ゆでたり蒸したりする)した方が吸収は良くなります。

これに対して、非加熱の場合には同時に含まれるさまざまな成分を吸収できるというメリットがあります。

たんぱく質源となる食品には、たんぱく質以外にも多くの栄養素が含まれています。加熱によって進むのは成分の酸化です。酸化は鉄に起これば「サビ」であることからも想像できますが、身体にとっては炎症を起こします。

また、他の成分をさらに酸化させるという特徴があり、生体内のさまざまな酵素や成分を酸化させ機能を失わせてしまう可能性があります。

また、プロテインの中にはバイオアクティブ・ペプチドと呼ばれる成分が含まれており、これらの効果が加熱によって失われてしまいます。

これらのことから、たんぱく質を酸化させずに、他のビタミンなども適度に一緒に摂りたいときは、本製品のような非加熱製造での商品が優れていると言えます。

食物繊維を非加熱で摂取する際のメリット:そもそも、食物繊維自体は「消化されずに大腸まで届く」成分であるため、加熱の有無で劇的に性質が変わるわけではありません。

しかし、他の食材とともに摂取する際には、一緒に含まれる栄養素や、食物繊維の働きにおいてメリットが考えられます。

食物繊維、例えば野菜などを例にとると、生野菜で食べるより確かに加熱して料理の一部として摂取する方が食べやすい、ということは言えると思います。

しかし、その加熱ではさまざまな成分が変性します。特に、野菜に含まれる水溶性ビタミンや酵素など、加熱に弱い成分を壊さずに取り込めます。

また、ビタミンCやB群など、身体に大事な成分を変性させずに食物繊維と同時に摂取できます。さらに、消化を助ける酵素も加熱せず失活させず腸へと届ける可能性があります。

さらに、生の状態の食物繊維は構造がしっかりしており、自然と噛む回数が増え、満腹感の維持や満腹中枢の刺激を介して食生活の見直しをサポートします。

さらに、食物に含まれるカリウムは茹でると水に溶け出してしまうことから、非加熱で食べることで食物繊維の便秘解消効果に加え、カリウムによる余分なナトリウムの排出・むくみ解消効果を同時に得られる可能性があります。